泣く泣くジャカランダを抜いた話

メモ以上、エッセイ未満

2026年の春。大切に思っていたジャカランダを抜くことにした。

決断を先延ばしにしていたけれど、家の基礎に根が入り込む恐れがあったので

根が動き始める前に実行した。

今から2年ほど前の2024年春頃に、ジャカランダの苗木を買った。

私の住む地域では冬を越えられずに弱って死んでしまうことが多いと聞いていた。それでも、美しいレース状の葉を纏う小さな苗木に心を奪われた私はジャカランダを慈しみたかった。

そんな事もあり、せめて日当たりのよい場所で過ごしてもらえるように、自宅の外壁に沿うほんのちょっとした隙間に地植えした。

大雑把な性格の私は、後先深く考えずに見切り発車してしまう。

正直、ジャカランダの生命力を侮っていた。

聞いていた話を根底から覆す勢いで、あれよあれよとジャカランダは成長してしまった。

植えて半年ごろには、大人の私の腰丈ほどに届いていた。

環境的に生育が難しいのではと想像していたのだが、また、近隣にもジャカランダが旺盛に育っているお宅も確認されなかったので完全に油断したのだ。

関東に位置する我が家は、積雪地域ではないものの冬の朝晩は氷点下を下回り凍える寒さになる。

越冬に成功したジャカランダは、夏の猛烈な暑さにも耐えぬくフィジカルを発揮した。

そうして2度目の冬を越えたころ、ジャカランダは自宅2階にあるベランダに届くほど大きく力強く育っていた。

続く。

鉢植えのままにしていたら…

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